愛に恋愛感情はない
解説
愛に恋愛感情がない。それがアロマンティックです。
「まだいい人が現れてないだけだよ」なんて言ってくる人もいるけど、無視しておきましょう。
別に恋人関係の人が必要なわけでもないし、ひとりの時間をめいいっぱい楽しむのも、人生の豊かな時間の過ごし方の1つです。
人に対する執着が薄かったり、特別扱いされたくなかったりするあなたは、時には周りから「冷たい人」なんて言われることもあるかもしれません。
そんな時は、心の中で「うるせえ黙ってろ!」と言いつつも、自分と大切な人を愛してあげてください。
恋愛感情を感じないのがアロマンティック。
この特徴がしっくりきた人の中には「もしかしたら自分にはまだ恋愛の経験がないだけだから、
今後経験を重ねていくとアロマンティックではなくなるのかも…?」
と考えてしまう人も少なくないのかもしれません。
確かに、セクシュアリティは移り変わっていくもの。
出会う人や環境が変わっていくことで、今とはまったく別のあなたになっていることもあります。
でもだからといって、無理に恋愛しようとか、誰かと関係を持とうとか、そんなことをする必要はまったくないんです。
何よりも大切なのは、周りからどう思われるかではなく「あなたがどういたいのか」ということ。
初めから周りとの違いを意識しないなんて、そこまで人は強くないのかもしれません。
そういうときは、自分が一緒にいて心地がいい人との時間を多くとってみてください。
「いい人だけど、この人といてちょっとしんどいな。自分と比べてしまうな」と思う人がいたら無理に付き合わなくてもいいんです。
少しでも、あなたが一緒にいて心が休まる人たちとの時間を大切にしてみてください。あなたのペースで、あなたらしさを磨いていってくださいね。
anone, にもいくつかメッセージが届くのですが「アロマンティックの人がパートナーを見つけるにはどうすれば…!」ということ。
確かに今は「恋愛関係」をきっかけにパートナーを持つ人が多いから、ちょっと難しいところもあるのです。
とはいえ、そういう前提を抜きにした、一緒に人生を歩めるような大切な人はほしい。
最近では恋愛関係にはないけれど「精神的な強いつながり」を大事にする「ズッキーニ」と呼ばれる関係性も生まれてきたみたいです。
少しハードルが高い部分もあるかもしれませんが、いいなと思える人がいたら、さりげなく anone, を一緒にやってみるのもいいのかなと思っています。
anone,の分析結果を一緒に見ることで、アロマンティックというセクシュアリティを知ってもらえたり、パートナーのことをより深く知れたり。
そうすることでよりフラットにお互いの話ができるようになると思います。
リスロマンティック
好きになるけど、好きになられることは恐かったり、必要なかったり。それがリスロマンティックです。
「好きなのに両思いになりたくないっておかしくない?」なんて言われてしまうこのセクシュアリティ。
「好きな人ができたら付き合わなきゃいけないって誰が決めたの?」って話です。
恋愛感情はあっても、特に関係性を必要としなかったり、恋愛そのものが苦手だったり、人によって様々なリスロマンティック。
あなたのまわりにも当てはまる人はいませんか?
デミロマンティック
強い信頼関係で恋に落ちる。それがデミロマンティックです。
「強い信頼関係ってどういうこと?」って思う人も少なくないはず。
初対面でビビッときて恋に落ちる、いわゆる「惚れっぽい人」っていますよね。
デミロマンティックは、普段は恋愛感情があまりなく、誰かのことを深く深く知った時に初めて「あ、この人のこと好きかも!」となるセクシュアリティなんです。
もしかしたら「まわりの恋バナについていけない…」「まわりからもっとグイグイいけよ!」って言われて困ってしまう人もいるかもしれません。
人によって気持ちが動くペースは全然違います。じっくり、ゆっくり変化するその人の心の動きを大切にしてあげられると素敵です。
ポリアモリー
恋する相手はひとりじゃない。それがポリアモリーです。「え、それって浮気なんじゃない?」って不思議に思う人もいるかもしれません。 実は違うんです。浮気とポリアモリーの決定的に違うところは「お互いに同意があるかどうか」だということ。 ポリアモリーを実践している人はパートナー間でOKが出ているんです。どの相手も全力で愛する人もいれば、求めるものがそれぞれ違う人もいるのがこのセクシュアリティ。 あれ、もしかして他の人のことも同じだけ好きなのかも…?なんて思ったらそっと大切な人に話してみてください。anone, がお手伝いしますよ。
ガイネ/アンドロセクシュアル
身体的特徴に惹かれる。それがガイネセクシュアルとアンドロセクシュアルです。
「それってつまり外見に惹かれるってこと?」そうなんです。
人間性を重視する人、つながりを重視する人、いろんな人がいる中で、見た目に惹かれるのがこのセクシュアリティです。
ガイネセクシュアルは女性の身体的特徴、アンドロセクシュアルは男性の身体的特徴に惹かれます。
あなたの周りにも「一目惚れしやすいな」なんて人はいませんか?
クォイロマンティック
友情と恋愛の違いがわからない!それがクォイロマンティック。
大好きなんだけど、これって友達としてなのか…?それとも恋人として好きなのか…?なんて考えた経験がある人もいるのではないでしょうか?
クォイロマンティックの中には「このぬいぐるみかわいい!あの女の子もかわいい!あれ、この気持ちってなに…?」
といったように人以外にも同じような感情をもつ人も少なくないみたいです。