体のつながりに性別を気にしない
解説
体のつながりに性別を気にしない。それがパンセクシャルです。
「性別意識しないってどういうこと?」って思われるかもしれませんが、本当にその通りなんです。
性格や人間性にドキドキするので、男性や女性、それ以外のジェンダーにひかれることも。
それ以外って何?って気になってしまった方はぜひ「Xジェンダー」や「トランスジェンダー」で検索してみてください。
そういえばこのセクシュアリティに該当する人が必ず直面するのが「あれ、自分ってバイセクシュアルなんじゃないの?」ってこと。
でも大丈夫。パンセクシュアルに気づいた人の中には、もともとバイセクシュアルだった人がたくさんいます。
時にはバイ、またある時にはパン。そんな気持ちの移り変わりもぜひ楽しんでみてください。
大好きなあの人の体に触れていたい、なんだか今日はセックスしたい。
この結果が出た皆さんの中には、そうした気持ちになったことがある人がいるのではないでしょうか。
ここではそんな「性的な欲求」の正体について少し解説したいと思います。
まずこの手の話になるとすぐにセックスに繋げてしまう人が多いと思うのですが、性欲って「触れたい」と「セックスしたい」という2つに分けることができます。
「触れたい」は具体的に手を繋ぎたい、キスしたい、ハグしたいといった行為を指します。
「セックスしたい」は文字通りといえばそれまでなのですが、ただ体を重ねる、挿入はなく口や手だけでする、といったいろんな形があるのですが
ここはパートナーと話し合いながら心地いい形を見つけるのが大切ですね。
また、必ずしも他の人に向く性欲だけでなく、「自分にしか」向かないオートセクシュアルというセクシュアリティもあるので当てはまるかも…?という方はぜひ調べてみてください。
またそうした性的欲求が「出てくる瞬間」というのも大きく4つほどパターンあるんです。
まずは「温もり」を感じた時。パートナーと一緒にして「幸せだな」「大切だな」と感じた時に出るセロトニンなどの脳内物質が、性的な欲求を促進させます。
次に甘えたい時。構って欲しいな、もっと自分のことをみて欲しいなというタイミングです。
つ目はものごとがうまくいかない時。少しネガティブですが、人間関係の不安や仕事の焦りなどから「支配欲」のようなものが出てしまいます。
最後は相手をセクシーだと感じた時。どきっとするしぐさや、魅力的な身体的特徴などでドキドキしてしまうのがこれですね。
まだ他にもあると思うので「全然当てはまっていない!」という方がいたら anone, にこっそり教えてください。
あ、伝え忘れそうになりましたがセックスで大切なのは「自分の体が他の誰でもない自分のもの」だということ。
嫌な時はNOとしっかり伝えて、きちんとお互いに確認をしてから安全に時間を過ごすようにしましょうね。
anone, を使ってくれた人の中にはもしかしたら「恋愛対象と性的な対象は一致するもの」と考えていた方もいるかもしれません。しかし、実際には別のものなんです!
もちろん、恋愛としての「好き」の中に、相手に性的に惹かれているというのは要素として含まれているので、恋愛的指向と性的指向が一致している方も多いと思います。
例えばこの結果の場合だとヘテロ「ロマンティック」とヘテロ「セクシュアル」になるといった感じです。
その一方で恋愛対象は男性だけど、性的に惹かれるのは両方、という人がいたり、恋愛感情は持たないけど、男性に性的に惹かれるなどのケースがあるんです。
もっといろんなパターンを紹介したいのですが、人によってその強弱や対象・条件などもグラデーションのように違ってくるので、これとこれとこれ!みたいには紹介できないんですね。
やっぱり性の世界って奥深い…。
あ、なんで恋愛的指向と性的指向が分かれている理由を説明している途中でしたね。
誰かに愛情を感じているとき、性的な欲求を向けているときのそれぞれで分泌される脳内物質は別のものではあるのですが、
これが相互作用する場合が多いために脳が勘違いして一緒にして考えてしまうことが多いんです。
いやいや、そうは言っても性欲を感じられる人と付き合うでしょ!なんて人は、もし生活を共にするパートナーは本当にウマが合う友達で、
体のつながりを持てる人は別にいる、という関係性が成立するならうまくいくイメージができるかも?
ゲイ
男性に性的欲求を抱く。それがこのセクシュアリティです。
恋愛的指向はバイロマンティック(両性を愛する)で、性的指向だけゲイという人もいると思います。
最近はドラマや映画でもゲイをテーマにした作品が増えてきて、なんだか anone, も嬉しかったりします。
そういえば、食卓を中心にストーリーが展開される、ゲイカップルの日常を描いた某実写ドラマが超オススメなのでチェックしてほしいです。
作品名が出せないのは、大人の事情です。悪しからず。
レズビアン
女性に性的欲求を抱く。それがこのセクシュアリティです。
恋愛的指向はバイロマンティック(両性を愛する)で、性的指向だけレズビアンという人もいると思います。
某アメコミ作品に、ついにレズビアンのヒーローが登場するのでみなさん要チェックです。
あと余談ですが、いろんな人から「女性同士の出会いの場が少ない」という声を聞くので、何かオススメの方法があれば anone, に教えてくださいね。
ヘテロセクシュアル
異性に対して性的な欲求を抱く。それがヘテロセクシュアルです。「え、異性に惹かれることにも名前ついてるの?」って思った人も少なくないはず。 実はあるイギリスの調査では「異性にしか惹かれない!」って考えている人は全体の20%ほどしかいないんだとか。 ゲイやレズビアン、バイセクシュアル(両方の性別を好きになる)の中には、もともとヘテロロマンティックだった!って人もいるんです。 もしかしたら明日には、違う性別の人を好きになっているかもしれません。そんな心の移り変わりを楽しんでみてくださいね。
バイセクシュアル
男性と女性の両方に性的な欲求を抱く。それがバイセクシュアルです。
「両方に惹かれるなんてお得じゃん!」と言われるこのセクシュアリティですが、そんなことはありません。
同性に惹かれても、相手が異性しか惹かれない!なんて時は切なかったりします。
バイセクシュアルに当てはまる人の中には、実際に両方の性別の方に惹かれたことがある人もいれば、
心のどこかで「同性でもどきっとするなあ」と感じている人もいると思います。
でも実は全人類の50%はバイロマンティックやバイセクシュアルだと言われているんです。
もしかしたら昨日ばったり会った同性のあの人が運命の相手になるかもしれませんね。