強い信頼関係が愛になる
解説
強い信頼関係が愛になる。それがデミセクシュアルです。
「強い絆ってどういうこと?」って思う人も少なくないはず。初対面でもからだのつながりを持つことに抵抗感がない人っていますよね。
デミセクシュアルは、普段は性的欲求があまりなく、誰かのことを深く深く知った時に初めて性的欲求を覚えるセクシュアリティなんです。
もしかしたら「まわりの性の話についていけない…」「まわりからもっとグイグイいけよ!」って言われて困ってしまう人もいるかもしれません。
でも焦ることなんてないです。人によって気持ちが動くペースは全然違います。じっくり、ゆっくり変化するあなたの心の動きを楽しむことができたらステキです。
ほとんど性的な欲求が生まれないあなたは、一夜限りに関係なんてもってのほか。その日に会った人と体のつながりを持つなんてあり得ないと感じています。
また、これといって「体のタイプ」が思いつかないのも特徴かもしれません。
パートナーや大切な誰かの体のこういうところが好き!というのはあっても、他の人にも共通した身体的特徴に惹かれることはありません。
強い絆が大切だから、すごく仲のいい友達と関係に発展することがあるのも、デミセクシュアルの特徴。
例えばこんなケース。お互いのことをなんでも話せるような間柄で、いわゆる「恋」のドキドキするような気持ちではなく、一緒にいると心が穏やかになって安心できるような人がいたAさん。
いつものように一緒に出かけしよう!となって1日中遊んだあと電車に乗って帰っていた時のことでした。
眠くなったのか、ふっと肩に頭を寄せられた時にそれまでに経験してこなかった稲妻のような衝撃が走り、初めて「触れたいな」なんて気持ちを抱きます。
そんな風に、普段はだれに対しても性的な感情なんて持たないけど、本当に気の知れて信頼できる人にびびっときてしまう経験は思い当たらないでしょうか?
デミセクシュアルのあなたはパートナーのことは大切だけど、セックスするのはまだ早いなと感じることがあると思います。
しかし、パートナーは「付き合ってるなら早くセックスして愛を確かめたい」と思っているかもしれません。
もちろん、そんなことは決してないのですが、お互いが良好な関係を築くためには「話し合い」が一番重要。
「あなたのことが嫌いな訳ではない、でも少しずつ時間をかけてからだのつながりも持てるようになるといいな」ということを伝えてあげてください。
とはいえ、セックスの話を持ち出すのは勇気がいること。
そんなときには、anone, を使ってお互いのセクシュアリティについて話ができれば、セックスのことを話せるきっかけができるかもしれません。
どちらか一方がぐっと我慢してしまう関係性ほど不健全なものはないです。大切なのは、いい意味でお互いの「妥協点」を見いだせること。
どうしても妥協点が見つからない場合は、anone, に相談してみてくださいね。いつでも私たちはあなたの味方です。
リスセクシュアル
愛はあるけど体のつながりを持つのは苦手。それがリスセクシュアルです。 「相手のこと好きなのにベタベタしたくないなんておかしくない?」なんて言われてしまうこのセクシュアリティ。 「好きな人ができたらセックスしなきゃいけないって誰が決めたの?」って話です。 性的欲求はあっても、特に関係性を必要としなかったり、性的な話そのものが苦手だったり、人によって様々なリスセクシュアル。 あなたのまわりでも当てはまる人はいませんか?
アセクシュアル
愛に体のつながりはいらない。それがアセクシュアルです。 「まだいい人が現れてないだけだよ」なんて言われがちなのがこのセクシュアリティ。 別にからだの繋がりが必要なわけでもないし、ひとりの時間をめいいっぱい楽しみたいだけなの!と思っている人もいるのかも。 人に対する執着が薄かったり、特別扱いされたくなかったりする人が多いためか、時々周りから「冷たい人」なんて言われてしまうことも。 このセクシュアリティのことを知っておけば、誰かを理解するのに役立つかもしれません。
サピオセクシュアル
知性にひかれる。それがこのサピオセクシュアルです。 頭のキレる一面を見たときに思わずセクシーだなと感じた経験はありませんか? 会話の中での言葉選びやジョーク、はたまた文章なんかにもグッときてしまう人もいるんです。 サピオセクシュアルに該当する人は恋人と教養の高い会話をしたり、一緒に図書館や美術館のようなインテリジェンスなところにデートに行ったりするのが大好き。 あなたもこのセクシュアリティに当てはまるところはありませんか?
ガイネ/アンドロセクシュアル
身体的特徴に惹かれる。それがガイネセクシュアルとアンドロセクシュアルです。 「それってつまり外見に惹かれるってこと?」そうなんです。 人間性を重視する人、つながりを重視する人、いろんな人がいる中で、見た目に惹かれるのがこのセクシュアリティです。 ガイネセクシュアルは女性の身体的特徴、アンドロセクシュアルは男性の身体的特徴に惹かれます。 あなたの周りにも「一目惚れしやすいな」なんて人はいませんか?
フレイセクシュアル
強い絆があれば体のつながりはいらない。それがこのフレイセクシュアルです。 「恋人のこと大好きだけど、体のつながりは必要なくなったかな」なんて感じる人が多いと思います。 もしかしたら、それがきっかけでパートナーがムッとしちゃったり…みたいな経験がある人も。 セックスやスキンシップがパートナーとうまくいかない!という方にぜひ教えてあげてもいいかもしれません。 セクシュアリティを知れば、自分の気持ちも、相手の気持ちもきっと大切にできるはずです。